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俳人・武藤紀子に迫る
ふらんす堂
武藤紀子 橋本小たか
- 価格
- 2,530円(本体2,300円+税)
- 発行年月
- 2019年04月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784781411682
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[BOOKデータベースより]
1 武藤紀子のできるまで
[日販商品データベースより]2 好き・嫌い―『円座』
3 好き・嫌い―『朱夏』
4 好き―『百千鳥』
◆俳人・武藤紀子に迫る
こんなざっくばらんでいいのか……
武藤紀子は普通のおばさんである。
いや、そうではない。
断じてちがう、
おばさんの代表格のようでいながら、
おばさんではない。
おばさんと俳人・武藤紀子の間にある深淵。
それはこの一書を読めばわかる。
◆本文より
「そこに私がいるんだと思い込んでいた」
「さあどうだ、何かありそうだろう」
「飴山先生の十年だわって思った」
「言葉からも入れるんだ」
「長谷川櫂は」
「強さが弱い」
「方向性のないエネルギーがありますね」
「人間のほうがよっぽどおもしろい」
「魚目を離れたことは無いのよ」
「興味ないことを上手に詠んだってさあ」
「絶対あるよ、と思うのよ。この句には」
「ぜんぜん私が無い、ないないづくし」
「人智の及ばない自然、だけでは我慢できない」
「シュールなのがやりたい、今、今、今」
「癌ってなかなか俳句にならないよね」
「それが分かんないから、すごいのさ」