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- 発達と育ちの心理学
-
- 価格
- 2,200円(本体2,000円+税)
- 発行年月
- 2019年04月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784893473394
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[BOOKデータベースより]
第1部 乳幼児の発達をみる視点(保育と子どもの発達;1歳までの子どもとその世界;2歳の子どもとその世界;3歳から就学前までの子どもとその世界;学童期以降の発達)
[日販商品データベースより]第2部 子どもの生活・活動と保育(生活行為の自立:食事・排泄・身辺自立・睡眠とその保育;子どもの遊びの世界;子どもの遊びを促す環境と保育;子どもの遊びを支える保育;子どもの絵本と物語の世界;子供の表現行為:描画と保育活動;幼児、ロボットと出会う:保育におけるICTの可能性;発達の心配がある子どもとその保育)
「保育心理学」の中心的な部分を構成している「発達心理学」の学問分野でも新しい研究が展開されて、発達や学びをどのような視点から捉え、論じていくべきかということも変化をしている。
近年は保育や幼児教育の現場とそこで求められる実践的な課題に「対応」しながら学問研究を志向しようという研究者が増えてきているし、そのような研究の重要性も認知されてきている。発達の研究者が保育や幼児教育の実践の場と関わりながら、人間の成長の事実とそれを可能にしている保育・幼児教育の内実に迫っていくことで新しい発達研究の展開が起き始めている。
理論と実践をつなぐことで、発達研究の成果を子どもたちの発達に関わっている現場実践に「活かしてもらう」こと、そしてそれはなによりも発達研究者の学問研究が豊かになっていくことでもある。
本書は、子どもの保育や幼児教育に携わっていこうとしている人たち、あるいは既に保育や幼児教育の場に身を置いている人たちにもこれまでの「実践」を振り返り、理論的にも実践の方向の正しさをもう一度「確認」してもらう「学びの」機会を提供していきたい。(本書「はじめに」より)
本書は第1部の理論編・発達の年齢期ごとの特徴と、第2部の発達の領域ごとの子どもの発達の姿の二つで構成されている。第1部の理論編と第2部の実践編とは相互に補完し合いながら保育・教育の場で起きている子どもの発達のリアルな姿を捉え、その発達上の意味を理論的にも確認していける内容構成になっている。
第1部「乳幼児の発達をみる視点」の5つの章では、保育・幼児教育の実践を進めていく上で重要な発達の本質についてこれまでに出されている諸理論を整理し、そこから発達を支える保育実践者が持つべき理論的支柱を理解し、それを背景にした保育・教育の実践を展開していくために必要な事項を取り上げている。
本書第2部「子どもの生活・活動と保育」は8つの章で構成されているが、そこでは発達の各領域の子どもの発達の実際の姿を捉えながら発達として押さえていくべき視点を提示している。さらに、実際の保育の現場で起きていることを取り上げながら、これらに対してどのように考え、またどのような姿勢で臨むべきかについても議論されている。これらの各章からは、どのようなことが保育者として求められるべきなのかを考え、確認していく機会になるはずである。(「本書の内容とカリキュラムの対応」より)