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- 越境する東アジアの文化を問う
-
新世紀の文化研究
ポストコロニアル時代の人文学と東アジア文化圏 1
- 価格
- 3,080円(本体2,800円+税)
- 発行年月
- 2019年03月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784894769786
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[BOOKデータベースより]
日本・中国・韓国は領土問題や歴史問題で繰り返し衝突し、反日、嫌中、嫌韓が声高に叫ばれている。その一方で、日本のサブカルチャーが東アジアで広く愛好され、国境を越えた共通の文化現象が生まれている。東アジアの若者に何が起こっているのか?今、あらためて文化研究。
第1部 文化研究(カルチュラル・スタディーズ)の来し方行く末(この30年間東アジアの文化に何が起こってきたのか?―アニメ・マンガ・ライトノベル、コスプレ、そして村上春樹;「小器化」の時代に―今日の大陸中国における文化研究;誰が「美的差異」を気にかけるのか?―危機の時代の文化研究;ポストメディア時代の文化研究―二〇一〇年代の日本のメディア文化と政治;パネルディスカッション)
[日販商品データベースより]第2部 混迷する思想に向けて(今日の中国の精神・倫理問題をめぐる思考についての思考;民主大闘争(一九八七年)からキャンドル闘争(二〇一六年‐二〇一七年)に至る思想状況の変化―革命のディスコースを中心に)
第3部 文学とサブカルチャーのはざまで(妖怪が生まれた―二〇一〇年以降の台湾マンガ・アニメ・サブカルチャーの現状並びに新世代作家の対応;トークセッション;パネルディスカッション)
第4部 一九八〇年代サブカルチャー再訪―アジアを貫く若者文化の起源(シンポジウム;一九八〇年代ポップスの世界;一九八〇年代マンガの世界;パネルディスカッション)
2010年代後半を迎え、貧富の差の拡大、民族紛争や難民の激増など世界で混迷が深まり、精神的危機が広がる。今日の問題に人文学は切り込むことができるのか。シリーズ1冊目の本書はサブカルチャーを中心に文化研究の最前線を取り上げる。若い読者の間でテクストの読み方が変化し作品と読者・視聴者の関係も変わりつつある。背後に東アジア全域の都市に広がりつつある若者の閉塞感や絶望がある。研究者、作家、音楽家、マンガ家が集い、あらためて問い直す。
執筆者:上田岳弘、小沼純一、鈴木惣一朗、千野拓政、チャ・ウジン、陳栢青、とり・みき、林ひふみ、藤本一勇、賀照田、牧村憲一、ミーガン・モリス、宮沢章夫、毛利嘉孝、李南周、王暁明