資治通鑑

ちくま学芸文庫　シー４０ー１

筑摩書房
司馬光　田中謙二　

• 価格: 1,870円（本体1,700円＋税）
• 発行年月: 2019年02月
• 判型: 文庫
• ISBN: 9784480099051

内容情報

[BOOKデータベースより]

『資治通鑑』は１１世紀なかば、北宋の皇帝英宗の詔により編纂された編年体の歴史書である。中国の戦国時代から北宋建国前年に至るまで１３６２年間にわたる歴代君臣の事績をまとめた本書は、「治を資（たす）く」という書名の示す通り統治者が参照すべき書として、『貞観政要』と並び政治家や学者の読むべきものとされた。２９４巻にのぼるこの膨大な『通鑑』のなかから、本文庫では後漢の「党錮の禁」、南北朝時代に勃発した「侯景の乱」、そして大唐帝国を揺るがした「安史（安禄山）の乱」を綴った巻を収録。権力者たちのたくらみが交錯するドラマが流麗な訳文で蘇る。

才と徳―人像鑑識のポイント
清流と濁流―後漢における知識人粛清のあらし
蒼天　空しく心を照らす―南朝天子と成りあがりもの
驚破す　霓裳羽衣の曲―ゆれうごく大唐帝国
『資治通鑑』を進むる表

[日販商品データベースより]

全二九四巻にもおよぶ膨大な歴史書『資治通鑑』のなかから、侯景の乱、安禄山の乱など名シーンを精選。破滅と欲望の交錯するドラマを流麗な訳文で。