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[BOOKデータベースより]
第六天魔王・織田信長が桶狭間で討った今川義元。その義元の佩刀、「義元左文字」は「それを持つ者は天下を取る運命にある」という。信長のいる京までその刀を届ける密命を徳川家康より授かったのは、義元の息子―大名としての今川家を滅ぼしたとされる天下御免の無用者、今川氏真であった。「己は駿河彦五郎。飛鳥井流と、新当流を少々」今は彦五郎と名乗っている氏真は、和歌と蹴鞠を愛し、その妻、蔵春とともには京へと向かう。その旅路を阻むは「甲賀金烏衆」。剣風吹きすさぶ京への街道に剣聖直伝の彦五郎の剣が、鍔鳴る!蝸牛くも×伊藤悠が贈る剣戟エンタテインメント小説!
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「それを持つ者は天下を取る運命にある」と言われる名刀――「義元左文字」。
徳川家康より命を受け、この「義元左文字」を京にいる織田信長に届けることとなった牢人、駿河彦五郎は、かつて今川家に縁のある者であった。
和歌と蹴鞠を愛する彦五郎と、その妻、蔵春は京へと向かう。
一方、「義元左文字」を狙い、「甲賀金烏衆」が動き始めていた……。
蝸牛くも×伊藤悠が贈る剣戟エンタテインメント小説!