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[BOOKデータベースより]
忠君愛国の悲劇。江戸湾防衛、天皇守護に任じた会津藩。会津藩や松前藩が警備陣屋を構えた樺太や、函館奉行所や南部藩が駐屯した択捉島など、幕府が実効支配していた北方領土は、大東亜戦争敗戦によりすべて失われた。
第1章 北方要員としての会津藩
[日販商品データベースより]第2章 吉田松陰の攘夷論
第3章 京都守護職松平容保
第4章 大政奉還から鳥羽伏見戦争
第5章 会津討滅としての奥羽戊辰戦争
補論 駐英大使松平恒雄のロンドン海軍軍縮条約
会津藩や松前藩が警備陣屋を構えた樺太、函館奉行所や南部藩が駐屯した択捉島…。
幕府が実効支配していた北方領土が、大東亜戦争敗戦によりすべて失われた原因は、薩長により会津藩が滅ぼされたことにあった。
各種第一次資料を丹念に読み解き、公儀に生き、公儀をまっとうした、会津藩士たちの真相に迫る。
*松平容保(まつだいら・かたもり)とは
幕末・維新期の陸奥国会津藩の第9代藩主。肥後守。美濃高須城主松平義建の子、会津藩主松平容敬の養子。
京都守護職に任命され、京都の治安維持と公武合体の実現に努めた。
徳川慶喜の大政奉還に反対し、武装するが鳥羽伏見の戦いに敗北、会津で官軍に降伏後因幡に幽囚。謹慎を解かれてのちは正三位に叙され、日光東照宮宮司をつとめた。
明治26年(1893)歿、59才。