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[BOOKデータベースより]
谷川九段が語る私的矢倉観と珠玉の自戦記20局。
第1部 講座編 私的矢倉観
[日販商品データベースより]第2部 自戦記編(十代の記念碑―谷川浩司七段対中原誠名人 第20期十段戦リーグ;名人挑戦を懸けて―谷川浩司八段対中原誠棋聖 第41期名人挑戦者決定戦;夢舞台に立つ―加藤一二三名人対谷川浩司八段 第41期名人戦七番勝負第1局;米長三冠王に挑む―米長邦雄棋聖対谷川浩司名人 第44期棋聖戦五番勝負第2局;中原王将の挑戦を受ける―谷川浩司名人対中原誠王将 第43期名人戦七番勝負第1局;米長九段の挑戦を受ける―米長邦雄九段対谷川浩司名人 第47期名人戦七番勝負第1局;若手の追撃始まる―佐藤康光五段対谷川浩司王位 第31期王位戦七番勝負第7局;羽生さんとの初タイトル戦―谷川浩司王位対羽生善治竜王 第3期竜王戦七番勝負第1局;森下システムと戦う―森下卓六段対谷川浩司竜王 第4期竜王戦七番勝負第6局;南王将に挑戦―谷川浩司竜王対南芳一王将 第41期王将戦七番勝負第2局 ほか)
「私が棋士になったのが、昭和51年12月20日。中学2年生の時であった。以来、間もなく42年の月日が流れる。公式戦の対局数は2200局を超えた。いろんな将棋を指したし、いろんな手を指した。思い出を語ればきりがないが、できれば現役時代のうちに自分の指した将棋の中身をもう一度確かめておきたいというのが、私の前からの念願であった。今の目で見た自分の将棋を書き残しておきたかったのだ。
そこで本書を出版させていただくことになったのである」(まえがきより)
本書は谷川浩司九段が42年に及ぶ将棋人生を自らの言葉で振り返る「谷川浩司の将棋」シリーズ第1弾、矢倉篇です。
中学生棋士としてプロデビューしてから現在に至るまで常に一線で活躍し続けてきた谷川九段にしか語れない言葉あります。
また、残してきた名局の数々は羽生善治竜王はじめ、数多くの棋士に影響を与えてきました。
本書では第1部で「講座編 私的矢倉観」と題して谷川九段が実際に経験してきた40年の矢倉の変遷を解説します。第2部は「自戦記編」。谷川九段が指した矢倉の対局約440局の中から自らが選んだ珠玉の20局を詳細に解説します。
対中原誠、加藤一二三、米長邦雄、南芳一、森下卓、羽生善治、佐藤康光、森内俊之、村山聖、郷田真隆。いずれも歴史に残る名勝負ばかりです。
本書こそ、全将棋ファン必携の一冊といえるでしょう。