- 良き社会のための経済学
-
日経BPM(日本経済新聞出版本部) 日経BPマーケティング
ジャン・ティロール 村井章子- 価格
- 4,620円(本体4,200円+税)
- 発行年月
- 2018年08月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784532357825
[BOOKデータベースより]
経済学が社会全体の利益のためにできること、なすべきことは何か。どう役立てることができるのか。どのような方法論でそれは可能なのか―。幅広い研究範囲を誇り、それらすべてにわたる優れた業績で知られ、世界の経済学研究をリードする「知の巨人」が一般読者向けに初めて書いた経済学啓蒙書。全編にわたり、経済学のあるべき姿を追究。市場と経済学に対する不信感が高まる中で経済学のあり方、経済学者のなすべきことを問うとともに、国家と市場の関係、企業組織・企業統治、気候変動、失業、ヨーロッパ経済、金融、金融危機、競争と産業政策、デジタル革命、イノベーション、産業規制など、世界が直面するさまざまな難題に対して経済学がどのような解決策を示すことができるのか真摯に論じる。
第1部 社会と経済学(経済学はお好きですか?;市場の倫理的限界)
第2部 経済学者の仕事(市民社会における経済学者;研究の日々;変貌を遂げる経済学)
第3部 経済の制度的枠組み(国家;企業、統治、社会的責任)
第4部 マクロ経済の課題(気候変動;失業;岐路に立つヨーロッパ;金融は何の役に立つのか?;二〇〇八年グローバル金融危機)
第5部 産業の課題(競争政策と政治;デジタル技術とバリューチェーン;デジタル経済と社会的課題;イノベーションと知的財産権;産業規制)
日経2018年「エコノミストが選ぶ 経済図書ベスト10」第1位!
週刊ダイヤモンド2018年「ベスト経済書」第7位!
「経済学は世界に開かれた窓だ」(ジャン・ティロール)
柳川範之・東京大学教授推薦!
「経済学への情熱に溢れた本。知の巨人が、経済の諸問題を快刀乱麻! 」
北村行伸・一橋大学教授が解説を執筆
★ノーベル経済学賞が複数受賞可能なら何本受賞してもおかしくない、質量とも世界最高峰の業績を誇るティロール先生が、初めて一般向けに書き下ろした経済書! 良い社会をつくるために経済学はどう役立つのか、現実感覚に富んだスーパー経済学者が万人向けにわかりやすく解説します。
★なぜ、経済学が社会の問題を解決するのに活用できるのか、というそもそも論から、社会の制度、環境や雇用・失業、金融危機などのマクロ的な経済問題、競争政策や産業政策、イノベーション、規制など、幅広いテーマを取り上げます。ティロール先生がこれまで積み重ねてきた知見が凝縮されている本であり、自らの学者としての生活を交え、一般の読者向けに解説します。数式は一切なく、経済学を知らない人でも読みこなせる。質が高く、広く長く読まれる良書です。
★ティロール経済学の特色は、完全市場や完全情報などを前提とする従来の経済学とは異なり、不完全市場や経済的インセンティブだけで人は動かないなど、より現実的な前提をおいて、企業や個人、政府の行動を説明し、望ましい行動を促すための制度設計を提案する点にあります。「現実に使える経済学」「社会を良くするための経済学」です。
★ジャン・ティロール教授は2014年ノーベル経済学賞を受賞した、「スターの中のスター」といわれる「知の巨人」。ゲーム理論を応用した産業組織論、金融論、バブル論など、広範なフィールドにわたってきわめて優れた研究を相次いで発表。ノーベル経済学賞は「市場支配力と規制」に関するテーマで受賞しましたが、他の分野での受賞も取り沙汰されたほど研究領域は多岐にわたります。また、優れた理論家であると同時に現実感覚に秀でた研究者と評されています。
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