- 徳政令
-
なぜ借金は返さなければならないのか
講談社現代新書 2490
- 価格
- 968円(本体880円+税)
- 発行年月
- 2018年08月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784065129029
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[BOOKデータベースより]
中世とは何か―債務破棄が徳政と呼ばれた時代
[日販商品データベースより]正長元年の徳政一揆、室町幕府を飲み込む
法と法とのシーソー・ゲーム
室町の格差社会
過剰負荷社会の誕生
「大法」に飲み込まれる人々
接殖する法と社会
「裁定者」の登場
分断される一揆
徳政に侵食される社会〔ほか〕
今も昔もお金の貸し借りには、かたちは違うとはいえ一定の秩序が存在していた。だがその一方で600年前の中世社会と現代社会の金融とでは、決定的な違いが存在していたこともまた確かである。その最たるものが徳政である。貸していたお金がなくなるなど、今では詐欺行為と同等かそれ以上の悪辣きわまりない行為だと考える人がほとんどだろう。だが中世社会ではそれが徳政という美々しい名のもとで行われていた。(はじめにより)