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[BOOKデータベースより]
明治四十三年、徳川慶喜は七十二歳となり、東京小石川で余生を過ごしていた。ある日、江戸川沿いを散歩していると、見知らぬ男が「第一条 皇室を敬戴すべし」と大声で叫びながら、匕首を握りしめ突進してきた。すんでのところで、慶喜邸の警備員が間に入り、男を銃殺する。男の懐には「揺光の斬奸状は天下の愚書である」と書かれた半紙が入っていた。巡査部長の小川が捜査を進めるうち、男は広津といい、職もなくふらふらとしているひとり暮らしの人間だと判明。さらに広津の部屋には、別れた妻への遺書が残されていた。小川は、警視庁高等科の竹内とコンビを組み、広津が慶喜を襲った動機と、「揺光の斬奸状」とは何なのかを探る。しかし数日後、第二の殺人事件が起き…。