和合亮一詩集

現代詩文庫　２４０

思潮社
和合亮一　

• 価格: 1,430円（本体1,300円＋税）
• 発行年月: 2018年08月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784783710189

内容情報

[BOOKデータベースより]

９０年代から詩の先端を更新してきた詩人の宇宙が、いま虹色に爆発する。『ＡＦＴＥＲ』から『黄金少年』まで、無双に疾走する超・シュルレアリスム。

詩集『ＡＦＴＥＲ』から
詩集『ＲＡＩＮＢＯＷ』から
詩集『誕生』全篇
詩集『地球頭脳詩篇』から
詩集『黄金少年ゴールデン・ボーイ』から
散文
作品論・詩人論

[日販商品データベースより]

氾濫する「事後」の感覚

一分ごとに甘い唾が口に溜まってくる、溜まってくる。
幼い僕の蜂蜜の空で
一分ごとに、不安な甘さの戦火があがる。
そして、火薬の匂いは僕の幼い頃から続いている。
トゥルルルルルルルル。
（「空襲」）

「前衛になった現実に、和合さんは詩で追いつこうと今日も頑張っている」（谷川俊太郎）。
90年代から詩の先端を更新してきた詩人の宇宙が、いま虹色に爆発する。
『AFTER』から『黄金少年』まで、無双に疾走する超・シュルレアリスム。
解説＝城戸朱理、若松英輔。山田亮太