- このいえもむかしは
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- 価格
- 1,760円(本体1,600円+税)
- 発行年月
- 2018年07月
- 判型
- A4
- ISBN
- 9784776408253
[BOOKデータベースより]
森のおくふかくにある、いまはだれもいない、ふるいいえ。そこにくらしていたのは、カウボーイ?それとも女王さま?それともネコかな?コールデコット賞、ケイト・グリーナウェイ賞受賞のレイン・スミスが多彩なタッチで描いています。想像をかきたてる絵本。
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森の奥深くにある、一軒の家。むかしは人が住んでいたけれど、今は誰もいない家。少し歪んで倒れそうな家は、むかしは青いペンキが塗られていたけれど今ははがれていて……、草木に覆われ、窓のガラスはなくなっています。ふたりの子どもが、丘をのぼり、家に近づきます。中途半端にしまっている玄関のドアは、「ちゃんとあいてはいませんが、ちょっとあいています」「しまってはいますが、しっかりしまってはいません」という具合。ガラスの割れた窓は、「のぼっておいでとよんでいます」。家にあがりこんだふたりの子どもは考えます。ごはんのときに豆をたべたのはだれ?暖炉のそばにいたのは?ぼやけた写真はいったいだれの?だれも住まなくなった……かつてはだれかが住んでいたふるい家。朽ちかけた家にふさわしい、枯れた色彩の絵から一転、想像の世界の住人たちは色あざやかに描かれます。海にいきたい男の人だった? 庭で絵を描く女の人だった?カウボーイ? 女王さま? それともネコ?まるで短編映画のような、詩情あふれる絵本。作家であり詩人のジュリー・フォリアーノの文に、コールデコット賞、ケイト・グリーナウェイ賞受賞作家のレイン・スミスが絵を描いています。緑にあふれた森の奥ではなく、赤や黄の秋深い色に染められた草木の茂る森の奥に、埋もれるようにたたずむ家……。いつだって、想像力はどこまでも広がっていきます。想いをめぐらすひとときに、ぜひこの絵本をどうぞ。
(絵本ナビライター 大和田佳世)
森の中で誰も住んでいない家をみつけた子どもたち。家にもぐりこみ、誰が住んでいたんだろう・・・など、色々考えをめぐらせていきます。どんどん、ひろがる想像の世界に魅了されました。文は、「くじらにあいたいときは」のジュリー・フォリアーノ。あの絵本も想像の世界が楽しくて、素敵な絵本だったので、やっぱりこの作者のお話は好きだなあと思いました。レイン・スミスの繊細な絵もとても素敵でした。(あんじゅじゅさん 40代・高知県 )
【情報提供・絵本ナビ】