[BOOKデータベースより]
1945年、秋。こうしてぼくは出発した…。歩いて…歩いて…。歩いて…歩いて…。浩は、リヤカーを引きつづけました―。東京の町をとおりぬけて、M市めざして―。
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国のために死ぬことを教育された青年が、その呪縛から解き放されたときに、生きるということは後ろめたさであり、掴み所のない不安な世界だったということは、悲しいほどに伝わってきました。
そんな心を開いてくれたのが姉の結婚であり、嫁入り道具を運ぶために品川から松戸までリヤカーを引いたことだったということは、とても象徴的です。
人の幸せを考えること、戦争のこと以外に労働を見つけたこと、きっとトラウマから解き放される行程なのですね。
唐草模様の大風呂敷も意味深く感じました。
日ごろ東京から松戸に渡る橋を通ることが多いだけに、江戸川はどの様に見えただろうかと、想像してしまいました。
決してつけ足しではなく、戦争は繰り返してはいけないし、人の心を縛りつけてはいけないと痛感します。(ヒラP21さん 60代・千葉県 )
【情報提供・絵本ナビ】