- ブーレーズ/ケージ往復書簡
-
1949ー1982
PIERRE BOULEZーJOHN CAGE:CORRESPONDANCE ET DOCUMENTSみすず書房
ピエール・ブーレーズ ジョン・ケージ ジャン・ジャック・ナティエ ロベール・ピアンチコフスキ 笠羽映子- 価格
- 6,820円(本体6,200円+税)
- 発行年月
- 2018年04月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784622086857
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[BOOKデータベースより]
20世紀の音楽・芸術を代表したジョン・ケージとピエール・ブーレーズ。二人の50通に及ぶ往復書簡と論考から明らかになる現代音楽創造の現場と二人の共感、距離感、決裂…待望のドキュメント。
ピエール・ブーレーズからジョン・ケージに宛てた手紙(おそらく1949年5月22日)
[日販商品データベースより]シュザンヌ・テズナス宅においてジョン・ケージのプリペアード・ピアノのための“ソナタと間奏曲”を紹介する目的でピエール・ブーレーズが用意した原稿(1949年6月17日)
ピエール・ブーレーズからジョン・ケージに宛てた手紙(1949年11月27日)
ジョン・ケージからピエール・ブーレーズに宛てた手紙 日曜日、12月4日(1949年)
ジョン・ケージ「現代音楽の存在理由」(1949年)
ピエール・ブーレーズからジョン・ケージに宛てた手紙(1950年1月3日、11日および12日)
ジョン・ケージからピエール・ブーレーズに宛てた手紙 1月17日(1950年)
ピエール・ブーレーズからジョン・ケージに宛てた手紙(1950年4月)
ジョン・ケージからピエール・ブーレーズに宛てた手紙(1950年2月末から3月7日の間)
ジョン・ケージからピエール・ブーレーズに宛てた手紙(1950年4月半ば)〔ほか〕
「(…)今日あまりにも完璧な機械のための冒険は終わった。機械は愚鈍だ。(…)僕たちに未知なものを与えるべく、偶然がそこにやって来たんだ」
(ケージからブーレーズ宛1950年1月17日)
「僕の気質に合わないと思われるただひとつのことは、申し訳ないけれど、(コインを投げることによる)絶対的な偶然という方法だ。僕は、逆に、偶然はしっかり管理されるべきだと思う」
(ブーレーズからケージ宛1951年11月28日以降)
20世紀現代音楽・芸術を代表した二人の巨匠。かたやアメリカの音楽家・詩人ジョン・ケージ(1912-1992)、かたやフランスの作曲家・指揮者ピエール・ブーレーズ(1925-2016)。本書は1949年から1982年まで、50通に及ぶ二人の往復書簡と論考を編んだものである。現代音楽の最前線や二人の交友、共感、距離感、決裂にいたる様子が、ここに初めて明らかになる。現代音楽の核心をしるす読み物=資料。
〈文化史においては、さまざまな個性やそれらが結びつける思想的傾向によって、象徴的な価値を獲得し、神話の次元にすら達し得る出会いがある。トリプシェンやバイロイトのヴァーグナー家へのニーチェの来訪も然り、またエリゼ宮の階段でのサルトルとアロンの握手も然り。ケージとブーレーズの二人は、第二次世界大戦後の音楽史の徹底して対照的な二つの傾向を今日体現している。当時の彼らの交流の強烈さは、時が経ってみると、重要かつ驚異的な次元を獲得する〉(J.=J.ナティエ)