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[BOOKデータベースより]
戦争とは、誤訳や食い違いの極端な継続にほかならない。9.11「同時多発テロ」以降の混迷する世界状況を、「翻訳」という観点から緻密に分析する斬新な試み。
イントロダクション(9・11後の翻訳―戦争技法を誤訳する)
[日販商品データベースより]第1部 人文主義を翻訳する(人文主義における人間;グローバル翻訳知―比較文学の「発明」、イスタンブール、一九三三年 ほか)
第2部 翻訳不可能性のポリティクス(翻訳可能なものはなにもない;「翻訳不可能」なアルジェリア―言語殺しの政治学 ほか)
第3部 言語戦争(バルカン・バベル―翻訳地帯、軍事地帯;戦争と話法 ほか)
第4部 翻訳のテクノロジー(自然からデータへ;オリジナルなき翻訳―テクスト複製のスキャンダル ほか)
結論(新しい比較文学)
翻訳研究と文学を融合する
9.11「同時多発テロ」以降、ますます混迷する世界状況にたいし、人文学はどのようなことばで相対することが可能だろうか?
著者は、「戦争とは他の手段をもってする誤訳や食い違いの極端な継続にほかならない」という定義から出発し、単一言語(英語)主義がうむ世界の軋轢に警鐘を鳴らしつつ、「翻訳」の観点から新たな人文学のアプローチを模索する。
本書で俎上に上げられるのは、第二次世界大戦中のシュピッツァー、アウエルバッハの思想にある人文主義的コスモポリタニズム、スピヴァク、サイードの惑星的批評、ウリポなどの実験的な言語芸術の政治性、クレオールやバルカン半島の多言語状況の文学、さらには現代アートと擬似翻訳を例にした翻訳とテクノロジーの問題……など多岐にわたる。
「翻訳可能なものはなにもない」「すべては翻訳可能である」――二つの矛盾するテーゼを掲げ、言語と言語の狭間にあるものを拾いあげること、「翻訳中」のままに思考しつづけることを提言する。