この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- ロゴスとイデア
-
価格:1,837円(本体1,670円+税)
【2014年06月発売】
- ホッブズ 新装版
-
価格:1,100円(本体1,000円+税)
【2014年09月発売】
- ソクラテス
-
価格:946円(本体860円+税)
【2006年04月発売】
- 独りともに在る
-
価格:2,970円(本体2,700円+税)
【2020年10月発売】
- ゲーデルと20世紀の論理学(ロジック) 4
-
価格:4,180円(本体3,800円+税)
【2007年07月発売】
[BOOKデータベースより]
本書は1785年に刊行され、ヘーゲルなどに大きな影響を与え、カント、ゲーテをはじめドイツ思想界を巻き込んだ「汎神論論争(スピノザ論争)」発端の書である。巻末には訳者によるヤコービの紹介と年譜、『スピノザ書簡』各版の異同情報を付す。
第1部 スピノザの学説に関する書簡(スピノザの学説に関するモーゼス・メンデルスゾーン氏宛の書簡;人間の拘束性と自由についての予備的命題;スピノザの学説に関して)
[日販商品データベースより]第2部 スピノザの学説に関する書簡へのもろもろの付録(ノラのジョルダーノ・ブルーノからの抜粋―『原因・原理・一者について』;無神論について―ディオクレスからディオティーマへ;「別の世界の事物」―ハーマンの言葉;ヘルダーの「神」について;ヘルダーのスピノザ主義への批判;スピノザとライプニッツ;思弁哲学の歴史―スピノザ主義の成立;キケロ『義務について』)
本書は1785年に刊行され,ヘーゲルなどに大きな影響を与え,カント,ゲーテをはじめドイツ思想界を巻き込んだ「汎神論論争(スピノザ論争)」発端の書である。
ヤコービ(1743-1819)との対話において,レッシング(1729-81)が〈一にして全〉を支持したことにより,「スピノザ主義者」であることを告白した。汎神論的立場を表すスピノザ主義を標榜することは無神論者と見なされかねなかった。レッシングの死後,ヤコービがメンデルスゾーン(1729-86)に「レッシングはスピノザ主義者だった」と書き送った。それに対しレッシングの友人であったメンデルスゾーンが異論を呈し,「レッシングはスピノザ主義者だったのか?」,さらに「スピノザ主義とは何か?」という問題へ発展していった。本書はこれら一連の書簡と関連する8つの付録からなる。
フィヒテからシェリングを経てヘーゲルへ,といった従来の「ドイツ観念論」という見方は再検討されており,同時代の他の思想家との関連をも含めて「ドイツ古典哲学」という新たな枠組みが示されつつある。そのような状況のなか,本書はドイツ近世哲学を見直すために必読の文献となろう。
巻末には訳者によるヤコービの紹介と年譜,『スピノザ書簡』各版の異同情報を付す。