〈死〉の臨床学

超高齢社会における「生と死」

新曜社
村上陽一郎　

• 価格: 1,760円（本体1,600円＋税）
• 発行年月: 2018年03月
• 判型: 四六判
• ISBN: 9784788515611

内容情報

[BOOKデータベースより]

近代社会が遠ざけ不可視化してきた問題が、超高齢社会を迎え、いまや喫緊の課題として浮上している。この「死」というタブーに、科学論・安全学の泰斗が正面から挑む。安楽死（尊厳死）、緩和医療、終末期鎮静、臓器移植、介護などの問題を根底から問い直し、日本の医療をいかに護るか、にまで貴重な提言をする。いま最も読まれるべき書。

序章　日本の医療―純個人的な体験記
第１章　戦後の医療変革―患者側からの瞥見
第２章　日本の医療―国際比較のなかで
第３章　老いと死の諸相
第４章　死の援助
第５章　終末期鎮静
第６章　生きるに値する命
終章　ささやかな、ささやかな提案