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- 戦争と性暴力の比較史へ向けて
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- 価格
- 3,190円(本体2,900円+税)
- 発行年月
- 2018年02月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784000612432
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[BOOKデータベースより]
本書は、戦時性暴力における当事者間の関係の連続性(「敵味方・同盟国・占領地・植民地」「強姦・売買春・取引・恋愛・(結婚)・出産」)に注目し、歴史的な文脈のなかでどのような加害・被害の語りが社会的に許容されるか、そして文脈の変化によって語りがいかに変容するかを、比較史の視座から分析する。「戦争に性暴力はつきもの」という普遍主義に陥ることなく、また女性のエイジェンシー(行為主体性)を否定することなく、戦争と性暴力を問題化することはいかに可能か。
戦争と性暴力の比較史の視座
第1部 「慰安婦」の語られ方(韓国の「慰安婦」証言聞き取り作業の歴史―記憶と再現をめぐる取り組み;「強制連行」言説と日本人「慰安婦」の不可視化;日本軍「慰安婦」制度と性暴力―強制性と合法性をめぐる葛藤;兵士と男性性―「慰安所」へ行った兵士/行かなかった兵士)
第2部 語り得ない記憶(セックスというコンタクト・ゾーン―日本占領の経験から;語り出した性暴力被害者―満洲引揚者の犠牲者言説を読み解く;引揚女性の「不法妊娠」と戦後日本の「中絶の自由」;ナチ・ドイツの性暴力はいかに不可視化されたか―強制収容所内売春施設を中心として)
第3部 歴史学への挑戦(性暴力と日本近代歴史学―「出会い」と「出会いそこね」;戦時性暴力被害を聞き取るということ―『黄土の村の性暴力』を手がかりに;戦争と性暴力―語りの正統性をめぐって)