[BOOKデータベースより]
ある日、生物を研究している博士のところに贈り物が届きました。箱を開けた博士は「これは立派なエビだ」と喜んですぐにそれを食べました。しかし、博士がエビだと思っていたその生き物は、研究に欠かせない貴重な「新種生命体のサンプル」だったのです。博士が心待ちにしていたものは、料理となって自分の胃の中へ消えてしまったのでした。注意深く見ていれば、普通のエビではないことに気づけたかもしれないのに…。(「消えた贈り物」)。9マス×6行の原稿用紙につづられた「#インスタ小説」がついに書籍化!『あたりまえポエム』(講談社)の著者が贈る、世界一短いかもしれない短編小説90話。
この本の楽しみ方
消えた贈り物
辞書の使い道
霊の同居人
平和なスナイパー
クスリのリスク
ここだけの話
二度破られた約束
寿司の回転率
新種の命名権〔ほか〕
9マス×6行の原稿用紙につづられた「#インスタ小説」がついに書籍化! こどもから大人まで楽しめる、世界一短い(かもしれない)短編小説90話をあなたに。
あなたはこの物語の意味、わかりますか――?
◆先日研究室に送ってくれた大きなエビ、おいしかったよ。話は変わるが、例の新種生命体のサンプルはいつ届くのかね?
◆「ただいま」と言えば「お帰りなさい」と返ってくる新生活が始まった。家賃も安いし、こんな一人暮らしも悪くない。
◆本当にこんな惑星に生命体が存在するのだろうか? 一年間に及ぶ実地調査の最終日、幸いなことに私はうんこを踏んだ。
◆「くそ!逃げられたか!」「いえ、あの方は何も次まなかったわ」「いや、奴はとんでもないものを次んでいきました」
◆「やあ、私は未来から来た。今は戦前か?」「いや、戦後から七十年は経っているが」「ということは二十二世紀だな」
物語の解説&他の物語は、ぜひ本書でお楽しみください!
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
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あおひなレストラン
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ものすごく読みやすいです
基本、2ページで物語が完結。立ち読み感覚で手に取るとどんどん読み進めてしまいます。
「54字の物語」シリーズが中学校の図書館で人気だというので、私も読んでみたいと思いました。
9×6のマス目に書かれた短い文章。なんとなく意味がわかるのですが、ページをめくると親切に解説も載っています。小学生の息子は解説を読んで、「あーそういうことね」と納得している感じでした。
ラストには、自分でも54字の物語を作ってみよう!と、作り方のコツが紹介されています。面白い文章を書くには、普通の逆転の発想が必要なのだそうです。(クッチーナママさん 40代・東京都 女の子17歳、女の子14歳、男の子11歳)
【情報提供・絵本ナビ】