- 死神裁判
-
妻を奪われたボヘミア農夫の裁判闘争
- 価格
- 2,750円(本体2,500円+税)
- 発行年月
- 2018年02月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784768458082
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- ロシア・東欧の抵抗精神
-
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2023年09月発売】
- 宗教改革の時代
-
価格:660円(本体600円+税)
【2012年12月発売】
- チェコ・ゴシックの輝き
-
価格:3,300円(本体3,000円+税)
【2021年09月発売】
- スペイン市民戦争とアジア
-
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2020年08月発売】
- アフリカから始める水の話
-
価格:2,640円(本体2,400円+税)
【2022年04月発売】
[BOOKデータベースより]
亡き妻を取り戻す裁判を起こした農夫。被告は死神、裁判長は神様。中世古典の名作が新しい翻訳で甦る。
[日販商品データベースより]@農夫と死神が繰り広げる問答集。神様の裁きは?
妻を病気で亡くしたインテリ農夫が死神を殺人罪で訴え、さらに妻の生命回復を要求し裁判所で論戦が始まる。裁判長は神が務める。「お前は人殺しだ!」と怒る農夫に「いや、殺しはしていない。勝手にお前たちが死ぬから、引き取りに来ているだけだ」と死神が返す。生命と愛の大切さを訴える農夫と、命のはかなさと現世の辛さを語る死神の前代未聞の問答集。神様の裁きは如何に?
A中世においていち早く近代的価値観を示した重要作!
中世において個人の生命を尊ぶという近代的思想の萌芽を示す思想史的に意義深い本。対話で展開する描写やレトリック、個人主義的な記述など時代に先駆けた近代的な価値観が中世ゲルマン語で表記されている。中世的ジョークもあり、500年前のユーモアも楽しめる! キリスト教史的にも「現世=仮のもの」「あの世=天国・神の国」という現世否定的な発想を超克した作品と目される。