- 西南戦争民衆の記
-
大義と破壊
- 価格
- 2,420円(本体2,200円+税)
- 発行年月
- 2018年02月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784863291638
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[BOOKデータベースより]
民衆側の視点から、戦場の凄惨な現実を追体験する。戦争が見世物化し、さまざまな商売が繁盛し、並行して農民一揆が起こり、コレラが流行した。その大義なき近代戦がもたらした村社会の分断と破壊の実相から何を学ぶか。
第1章 狂気の戦場
[日販商品データベースより]第2章 動員される民衆(一)―軍夫
第3章 動員される民衆(二)―人夫・探偵・食糧・土地・家屋
第4章 民衆が被った災難
第5章 見世物としての西南戦争
第6章 商魂たくましき民衆
第7章 西南戦争と農民一揆
第8章 西南戦争と病気
第9章 戦後処理―救済と復興
第10章 西南戦争とは何だったのか
西南戦争(明治10年、1877)を、民衆側、特に戦場となり惨禍を被った人々の側から描く。
西南戦争とは何だったのかを民衆側の視点から徹底して問い直す力作。この戦争がいわば見世物であったこと(新聞、錦絵がよく売れて、芝居の題材にもなった)。さまざまな商売が繁盛し戦争バブルが発生したこと。戦争と並行する形で農民一揆が起きたが、その一揆勢は官軍や薩軍には加わっていないということ。戦争で広まった病気(コレラ、天然痘など)が流行したこと――など、戦場のリアル(現実)を克明に描くことで、「戦争」の本質(憎悪、狂気、人的・物的な多大なる損失)を改めてうったえかける。