- がん消滅の罠
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完全寛解の謎
宝島社文庫 このミス大賞 Cいー15ー1
- 価格
- 748円(本体680円+税)
- 発行年月
- 2018年01月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784800279828
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北区の太
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医療ミステリー
がん消滅をテーマにした医療ミステリー。そのトリックが、通常の発想と逆になっているという着想が見事(ネタバレになってしまうかな?)神の領域を目指した一人の医師の壮大な計画を描いたものであるが、それには彼の人生の“挫折”が深く係わっている。それが明らかになるのは最後の最後、それまではがん消滅に関する謎解きが中心に展開する。かなり専門的な内容にまで踏み込んでいるが、分かり易く描かれてる。主人公も皆、個性的で面白いが、個人的には天海祐希を彷彿とさせる(勝手な思いこみだが)水嶋嬢が好み。彼女とその上司のやり取りがそのテーマ(がん)からともすれば重くなりがちな作品の一服の清涼剤になっている。この計画を考えた医師は神か悪魔か、評価は分かれるだろう。
[BOOKデータベースより]
呼吸器内科の夏目医師は生命保険会社勤務の友人からある指摘を受ける。夏目が余命半年の宣告をした肺腺がん患者が、リビングニーズ特約で生前給付金を受け取った後も生存、病巣も消え去っているという。同様の保険金支払いが続けて起きており、今回で四例目。不審に感じた夏目は同僚の羽島と調査を始める。連続する奇妙ながん消失の謎。がん治療の世界で何が起こっているのだろうか―。
[日販商品データベースより]日本がんセンター呼吸器内科の医師・夏目は、生命保険会社に勤務する森川から、不正受給の可能性があると指摘を受けた。夏目から余命半年の宣告を受けた肺腺がん患者が、リビングニーズ特約で生前給付金三千万円を受け取った後も生存しており、それどころか、その後に病巣が綺麗に消え去っているというのだ。同様の保険支払いが四例立て続けに起きている。不審に感じた夏目は、変わり者の友人で、同じくがんセンター勤務の羽島とともに、調査を始める。一方、がんを患った有力者たちから支持を受けていたのは、夏目の恩師・西條が理事長を務める湾岸医療センター病院だった。その病院は、がんの早期発見・治療を得意とし、もし再発した場合もがんを完全寛解に導くという病院。がんが完全に消失完治するのか? いったい、がん治療の世界で何が起こっているのだろうか――。第15回『このミステリーがすごい! 』大賞受賞作。