島津四兄弟の九州統一戦

星海社新書　１１８

星海社 講談社
新名一仁　

• 価格: 1,078円（本体980円＋税）
• 発行年月: 2017年11月
• 判型: 新書
• ISBN: 9784065105757

内容情報

[BOOKデータベースより]

九州を統一目前まで切り取った島津四兄弟（義久・義弘・歳久・家久）。彼らは固い絆で結ばれ、無類の強さを発揮して九州統一に邁進した―。このような四兄弟のイメージには、実は史料的な根拠を見いだすことができません。それでは、なぜ島津氏は北へと攻めのぼり、数々の合戦に勝利を収めることができたのでしょうか？本書では、これらの疑問に答えるべく、一次資料をもとに九州統一戦を追っていきます。その結果、「面目」が島津氏の行動原理となっていたこと、そして必ずしも「団結」とは言えない、四兄弟の個性が浮かび上がってきました。九州統一戦の挫折より、４３０年。いま、戦国島津氏研究の新境地がひらかれます！

プロローグ　島津四兄弟のイメージ
第１章　薩隅日三か国統一
第２章　高城・耳川合戦の衝撃―九州政治構造の解体
第３章　肥後進攻の開始
第４章　龍造寺隆信との対決と肥後平定
第５章　筑後・筑前・豊後への進攻と豊臣政権との対決
終章　島津氏にとっての「九州統一戦」の意義

[日販商品データベースより]

島津氏研究の新境地！　四兄弟と、九州統一戦の実像に迫る。
九州を統一目前まで切り取った島津四兄弟（義久・義弘・歳久・家久）。彼らは固い絆で結ばれ、無類の強さを発揮して九州統一に邁進した――。このような四兄弟のイメージには、実は史料的な根拠を見いだすことができません。それでは、なぜ島津氏は北へと攻めのぼり、数々の合戦に勝利を収めることができたのでしょうか？　本書では、これらの疑問に答えるべく、一次資料をもとに九州統一戦を追っていきます。その結果、「面目」が島津氏の行動原理となっていたこと、そして必ずしも「団結」とは言えない、四兄弟の個性が浮かび上がってきました。九州統一戦の挫折より、４３０年。いま、戦国島津氏研究の新境地がひらかれます！