この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 心淋し川
-
価格:704円(本体640円+税)
【2023年09月発売】
- わかれ縁 狸穴屋お始末日記
-
価格:726円(本体660円+税)
【2023年03月発売】
- 曲亭の家
-
価格:770円(本体700円+税)
【2023年06月発売】
- 亥子ころころ
-
価格:748円(本体680円+税)
【2022年06月発売】
- 金春屋ゴメス芥子の花
-
価格:781円(本体710円+税)
【2022年08月発売】
[BOOKデータベースより]
小日向水道町にある、いちょうの大樹が看板の『銀杏堂』は、嶋村夫妻が二十五年に亘って切り盛りしてきた手習指南所。子を生せず、その家に出戻ることになった一人娘の萌は、隠居を決め込む父・承仙の跡を継ぎ、母・美津の手助けを得ながら筆子たちに読み書き算盤を教えることに。だが、親たちは女師匠と侮り、子供たちは反抗を繰り返す。彼らのことを思って為すことも、願い通りに届かない。そんなある日、手習所の前に捨てられていた赤ん坊をその胸に抱いた時、萌はその子を引き取る決心を固めるが…。子供たちに一対一で向き合い、寄り添う若き手習師匠の格闘の日々を、濃やかな筆致で鮮やかに描き出す珠玉の時代小説!