- 辞令
-
- 価格
- 935円(本体850円+税)
- 発行年月
- 2017年11月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784167909628
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 星を編む
-
価格:1,760円(本体1,600円+税)
【2023年11月発売】
- 心心
-
価格:946円(本体860円+税)
【2025年03月発売】
- 滅びの前のシャングリラ
-
価格:902円(本体820円+税)
【2024年01月発売】
- 23時の豆皿ごはん
-
価格:836円(本体760円+税)
【2024年12月発売】
- 心は全部、きみにあげる
-
価格:770円(本体700円+税)
【2024年11月発売】

ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
-
北区の太
-
身につまされる
お馴染み高杉先生のサラリーマンもの。己の人事の不当さに疑問を持ち、その背景を探って行くとそこには色々な思惑が。まあ、組織の人事というものは多かれ少なかれ、こんな具合に決まって行くのだろうな。今だからこそ、そういうものだと悟りを開き、一喜一憂せずに済む心境になっているが、もう少し血気盛んなときは簡単に諦め切れず、切歯扼腕、悲憤慷慨するんだろうな。まあ、それもサラリーマン。上昇志向の強い人が挫折したときに読むと良い1冊。サラリーマンは悲しいね。しかし、これからはこうしたサラリーマン像もどんどん変わって行くのだろうな。
[BOOKデータベースより]
大手メーカー宣伝部副部長の広岡修平に、左遷辞令が下る。有能で人柄も良く、同期中の出世頭だったはずなのになぜだ!?自ら調査に乗り出した広岡は、ファミリー企業に巣食う利己的な思惑と保身、讒言、足の引っ張り合いに巻き込まれていく。不可解な「辞令」をモチーフに、組織と人間のあり方に迫る。
[日販商品データベースより]ビジネスマンの命運は、たった1枚の紙切れに左右される!
大手エレクトロニクスメーカーの宣伝部副部長・広岡修平に、突然、辞令が突きつけられた。異動先は「人事部付」。有能で人柄も良く、大きなミスもせずに社内の出世レースのトップを走っていた広岡に、左遷される節は思い当たらない。仕事に対する情熱と正義感では引けをとらず、自他共に認める同期の第一選抜だった広岡が脱落したのは、なぜか?
その内実を自ら調査し始めると、会社内に蔓延する思惑とファミリー企業ならではの病巣が次々と明らかになる。敵は誰か? 同期か、茶坊主上司か、それとも……?
ビジネスマンの人生を左右する「辞令」のカラクリを暴き出すビジネス小説界の「現代の新古典」!
「サラリーマンならだれしも経験する人事異動の際の一場面。本作は1988年の刊行だが、30年たっても古びた印象がしないのは、企業社会の本質である『組織と人間』の問題を、『辞令』というそのものずばりのモチーフで活写しているからにほかならない」――解説・加藤正文