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[BOOKデータベースより]
防腐剤無添加で、3年間おいしさをそのまま保存でき、小さな子どもから歯の悪いお年寄りまで食べられる「パンの缶詰」。パン屋さんの秋元さんは、ゼロから研究をはじめ、缶詰を完成し、世間に広めます。さらに、この缶詰を使って、海外の飢餓地域を救う仕組みまで作りました。―小さなパン屋さんが世界を救う、「奇跡の缶詰」物語。
1章 パンの缶詰、宇宙に行く
2章 パンの缶詰ものがたり
3章 パン屋のバトンを受けついで
4章 世界にパンを届ける「救缶鳥プロジェクト」
5章 わらって楽しく仕事を続けよう
阪神大震災の被災者の声から生まれた「パンの缶詰」。これを作ったパン屋の秋元さんは、賞味期限が切れる前にこの缶詰を回収し、海外の飢餓地域へ届ける仕組みも作り上げます。あきらめない心が生み出した、奇跡の缶詰の物語。
災害時に大活躍するパンの缶詰。
焼いたパンを缶に閉じ込めればいいだけだと思っていけれど
開発秘話を読むと、
カビ対策、水滴対策と
思ったよりずっと大変そうでした。
また、防災用だからこそ
期限切れ近くになって、まだ食べられるのに返品され処分をお願いされることも・・。
これを、食べるのに困っている人たちのいる海外へ届ける活動も発足させて、
うまいサイクルを作り出しています。
ただのパン屋だと思うなかれ。
すごいバイタリティー。
とうとうパンは、宇宙にまで行くことになります。すごい!!
戦争で全身やけどを負いながらも、生きて終戦を迎え、
戦後は不自由な体もなんのそのでパン職人となった初代と、
広い視野を持つ2代目の好奇心と創意工夫とが
パンの缶詰を産んだことがわかります。
文中に、缶詰パンがスペースシャトルにのることになったくだりで「まわり道をしたように見えた時間も、結局無駄な事は何一つなかった」という一文が、
とても心に響きました。(やこちんさん 50代・兵庫県 女の子15歳)
【情報提供・絵本ナビ】