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[BOOKデータベースより]
歴史上には、かつて数々の貨幣(通貨)統合が存在した。日本においては、「三貨制度」と呼ばれる貨幣様式の統一が知られている。一六世紀に民間で自生的に成立した貨幣システム(金貨・銀貨・銭)をベースに、信長・秀吉・家康政権の時代を通じて、近世的な貨幣統合が政策的に達成された。本書は、地域別の定点観測的な事例研究に基づき、その統合過程を復元しようという試みである。現在の貨幣システムや貨幣統合を考えるためのヒントが、近世開幕期にある。
問題の所在―三貨制度の形成過程を考える
[日販商品データベースより]交通集中点に生まれた近世的銭統合の萌芽―近江の状況(一)
金・銀の普及と羽柴秀次のインフラ整備―近江の状況(二)
江戸幕府の貨幣統合政策と彦根藩の対応―近江の状況(三)
東西結節点に見られる近世への傾斜―紀伊の状況
もう一つの東西結節点はどう特殊か―伊勢の状況
京都隣接地域の独自性・共時性―摂津の状況
生野銀山を挟む南北の対称と非対称―播磨・但馬の状況
毛利領国における銭の未統合―出雲の状況
瀬戸内海南岸の銭秩序―伊予・讃岐の状況
江戸幕府に先行する銭生産―九州北部の状況
国産銭に関する江戸開幕以前の法制
紙幣前史―中世手形類の技術的到達点
近世貨幣統合の経緯を振り返る
三貨制度成立過程の政策史的ロードマップ
醍醐寺僧房玄は夢を見る
歴史上には、かつて数々の貨幣(通貨)統合が存在した。日本においては、「三貨制度」と呼ばれる貨幣様式の統一が知られている。16世紀に民間で自生的に成立した貨幣システム(金貨・銀貨・銭)をベースに、信長・秀吉・家康政権の時代を通じて、近世的な貨幣統合が政策的に達成された。
本書は、地域別の定点観測的な事例研究に基づき、その統合過程を復元しようという試みである。
現在の貨幣システムや貨幣統合を考えるためのヒントが、近世開幕期にある!