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[BOOKデータベースより]
ことばや造形、信仰のなかにあらわれる西域のひびき。アジア全域にさまざまなインパクトをもたらした仏教東漸。これらの文化の融合と展開の基盤には、道であり、システムとしてのシルクロードの存在があった。西域という場とそのイメージ、そして伝播の媒介となる「道」を焦点化し、諸領域の知見より、ひと・もの・知のクロスロードを描き出す。
1 西域のひびき(小野篁の「輪台」詠;敦煌出土『新集文詞九経抄』と古代日本の金言成句集;曹仲達様式の継承―鎌倉時代の仏像にみる宋風の源流;端午の布猴;中世初期のテュルク人の仏教―典籍と言語文化の様相;『アルポミシュ』における仏教説話の痕跡;『聖母行実』における現報的要素―『聖母の栄耀』との比較から)
[日販商品データベースより]2 仏教伝来とその展開(天界の塔と空飛ぶ菩提樹―“仏伝文学”と“天竺神話”;長谷寺「銅板法華説相図」享受の様相;『大唐西域記』と金沢文庫保管の『西域伝堪文』;玄奘三蔵の記憶―『玄奘三蔵絵』と三宝伝来との相関;遼代高僧非濁の行状に関する資料考―『大蔵教諸仏菩薩名号集序』について;投企される“和国性”―『日本往生極楽記』改稿と和歌陀羅尼をめぐって;海を渡る仏―『釈迦堂縁起』と『真如堂縁起』との共鳴;文化拠点としての坊津一乗院―涅槃図と仏舎利をめぐる語りの位相)
古来、文物・ひとを往還させる道であると同時にシステムでもあった、シルクロード。
西域の文物が、シルクロードをたどり日本にもたらされた現象と過程を、 運ぶ・所蔵する・記すなどの営みから見直すと、そこにはどのような意義が見出されるだろうか。
さまざまな領域の知見から描き出したときに立ち現れる、東西の文化の融合と展開のありようについて、 それを媒介する「道」―シルクロード―の意義とともに確認する。