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[BOOKデータベースより]
生きることが抵抗である―癩の語り部が瀬戸内海の孤島から現代社会へと語りのこす、病と民族による差別との闘いと、療養所百年の歴史と生活。
序章 療養所への黒い道
[日販商品データベースより]第1部(療養所の暮らし;孤島の闘い;木尾湾物語り)
第2部(幼い日の祖国;ひなたひかげ―初期作品集;春想秋忘―随想集)
終章 一枚の切符
ハンセン病患者の強制収容、隔離、撲滅政策が始まって百年。「国家によって、生きる価値がないとされた者がなぜ無理して生きているかと問われれば、そこに抵抗があるからだ」。「いま、百年の間、いえなかったことをいいのこしておかねばならない」
太平洋戦争直前に瀬戸内海の国立療養所邑久(おく)光明園に収容され、いまもそこで暮らす在日韓国人二世の魂と生活の記録。
収容時に歩かされたのは消毒液まみれの黒い道だったが、譲られた「一枚の切符」で家に帰りながらまた療養所に戻ったのは自ら選んだ道だった。この切符をともしびとして暗闇を生きぬき、書きつづけてきた癩(らい)の語り部が、視力を失ったいまもなお、瀬戸内海の孤島から現代社会へと投げかける人生の光芒。
国民年金からの排除、隔離法廷、指紋押なつ、胎児標本問題などで独自の立場をつらぬき、病と民族による二重の差別と闘ってきた記録であると同時に、療養所の歴史的な実態と生活を詳細に語りのこす貴重な証言でもある。