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[BOOKデータベースより]
その生涯、思想と作品の全貌。悲痛な生涯の崖ふちに立って抱いた思想とその作品世界。詩作をはじめて70年余、鋭利な関心をもち続けてきた詩人が、斬新な視点から通説の多くを批判し、啄木の詩・短歌・評論・小説の現代的な意義を明晰に論述した、画期的、決定的な石川啄木論。
第1部 生涯と思想(青春の挫折からの出発;北海道彷徨;悲壮な前進;絶望の淵から)
第2部 詩・短歌・小説・「ローマ字日記」(『あこがれ』『呼子と口笛』などについて;『一握の砂』『悲しき玩具』などについて;「天鵞絨」「我等の一団と彼」などについて;「ローマ字日記」について)