[BOOKデータベースより]
近代中国の大先導者でありながら不当にその存在意義を貶められてきた思想家の主要論説を編訳。第3巻はトロツキズム転向後から晩年まで。生涯にわたる反対派の真面目。(全3巻完結)
第1部 トロツキー派指導者時期(1930‐1932)(インターナショナルに答える書簡;いわゆる「紅軍」問題について ほか)
第2部 獄中期間(1932‐1937)(弁訴状;いくつかの論争問題 ほか)
第3部 出獄後(1937‐1942)(私の魯迅認識;どのようにすれば民衆を動員できるのか―十一月武漢大学での講演 ほか)
第4部 陳独秀最後の論文と書信(訳者解題;論文編 ほか)
第3巻解説(トロツキスト指導者として―上海期(一九三〇年三月〜三二年十月);獄中での思索と主張―南京期(一九三二年十一月〜三七年八月) ほか)
中国近代化の最大の先導者ながら、その意義を隠蔽された思想家。3巻は晩年、国民党・中共を批判する生涯にわたる反対派の真面目。