- 中間子原子の物理
-
強い力の支配する世界
基本法則から読み解く物理学最前線 15
- 価格
- 2,200円(本体2,000円+税)
- 発行年月
- 2017年03月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784320035355
[BOOKデータベースより]
第1章 はじめに
第2章 相対論的量子力学入門
第3章 ハドロン物理学の面白さ
第4章 中間子‐原子核束縛状態の構造と生成
第5章 中間子‐原子核束縛系―最新の研究から
第6章 おわりに
中間子−原子核束縛系を舞台にした、ハドロン多体系の構造や生成反応と強い相互作用に関する研究の入門書。中間子−原子核束縛系の物理が無理なく理解できるような構成を心がけた。
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【2016年07月発売】
第1章 はじめに
1.1 量子力学的な束縛状態と素粒子の研究
1.2 中間子-原子核束縛状態で探る強い相互作用(QCD)
1.3 この本の構成について
第2章 相対論的量子力学入門
2.1 自然単位系
2.2 相対論的量子力学の初歩−クライン-ゴルドン方程式−
2.3 相対論的運動方程式のクーロン束縛状態の解
第3章 ハドロン物理学の面白さ
3.1 物質の階層構造と強い相互作用の支配する世界
3.2 クォークの世界とハドロンの世界
3.3 代表的な軽いハドロンの基本的な性質
3.4 中間子-原子核系の研究で現れる関係式
第4章 中間子-原子核束縛状態の構造と生成
4.1 原子核の構造−基礎的な量子力学を用いた原子核の描像−
4.2 中間子-原子核束縛状態の構造−普通の原子と何が違うか−
4.2.1 強い相互作用の効果−中間子-原子核間ポテンシャル−
4.2.2 現実的な電磁相互作用
4.2.3 中間子-原子核系の運動方程式とその解法
4.2.4 中間子-原子核系の構造−一般的な性質−
4.3 中間子-原子核束縛状態生成法1−X線分光法−
4.4 中間子-原子核束縛状態生成法2−欠損質量による分光法−
4.4.1 2体反応の運動学の基礎−物質の性質や相互作用に無関係に決まる散乱の様子−
4.4.2 欠損質量分光法と不変質量法
4.4.3 有効核子数法による中間子-原子核系生成断面積の計算
4.4.4 欠損質量分光法に関する補足
第5章 中間子-原子核束縛系−最新の研究から−
5.1 深く束縛されたπ中間子原子
5.2 K-中間子原子とK-中間子原子核
5.3 η中間子原子核とN(1535) 共鳴−核子のパートナー?−
5.4 η(958) 中間子原子核とη(958) 中間子の質量変化
第6章 おわり