- 共同体のかたち
-
イメージと人々の存在をめぐって
講談社選書メチエ 643
- 価格
- 1,760円(本体1,600円+税)
- 発行年月
- 2017年02月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784062586467
[BOOKデータベースより]
グローバル市場経済の秩序が政治に優先されるなか、人間は国民国家内部では表象されえず、市場の「リソース」となる。それと同期して現れる「エクスポジション」と呼ぶべきアート作品群。共同性を表象する効果を担ったイメージ(像)は失われたのか。結びつきの根拠が揺らぐ状況で、共同体はどこに見出せるのか。イメージの機能、ナンシー、アガンベンなどの思想を参照し、いまや「剥き出しの生」となった人間の存在様態を考察する。
序―共同体をめぐる問いと芸術作品
第1章 絵画に登場する「人々」―われわれはどこから来たのか
第2章 「人々」の位置―われわれは何者か
第3章 さらけ出される「生」―われわれはどこへ行くのか
第4章 出来事としての共同体―互いに露呈されるということ
第5章 イメージと人々と共同性
結び―共同性の経験として現れる美的経験
グローバル市場経済の秩序が政治に優先されるなか、人間は国民国家内部では表象されえず、市場の「リソース」となる。一方でそれと同期して現れる「エクスポジション」と呼ぶべきアート群。共同性を表象する効果を担ったイメージ(像)は失われたのか。結びつきの根拠が揺らいでいる状況のなか、共同体はどこに見出せるのか。アートの機能とナンシー、アガンベンなどの思想から、人間と共同性の関係を考察。
グローバル市場経済の秩序が政治に優先されるなか、人間は国民国家内部では表象されえず、市場の「リソース」となる。一方でそれと同期して現れる「エクスポジション」と呼ぶべきアート群。
共同性を表象する効果を担ったイメージ(像)は失われたのか。結びつきの根拠が揺らいでいる状況のなか、共同体はどこに見出せるのか。
イメージの機能やナンシー、アガンベン、エスポジトなどの思想を参照し、いまや「剥き出しの生」となった人間の存在様態を考察する。
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