[BOOKデータベースより]
音楽家たちのドラマティックな生涯を、子どもにわかりやすい文章と、時代背景がイメージできる美麗な挿絵で紹介します。「ステージのひみつ」「ピアノができるまで」など、音楽家の生涯を知るうえで役にたち、読んで楽しいコラムも充実。
耳の病気に苦しみながらも名曲をうみだしつづけたベートーヴェン
三十五年間を音楽にみちびかれ生き抜いたモーツァルト
「音楽の父」とよばれる大作曲家バッハ
ヴァイオリンの名手で「赤毛の神父さま」とよばれたヴィヴァルディ
たくさんの友だちにささえられた「歌曲の王」シューベルト
文豪ゲーテもおどろいた、うつくしき天才少年メンデルスゾーン
まんがをかくのが好きだった「ピアノの詩人」ショパン
ピアニストの夢をあきらめ、作曲家として花ひらいたシューマン
超絶技巧で人びとを魅了した「ピアノの魔術師」リスト
オペラに「楽劇」という新たな形をつくりだしたワーグナー
「イタリア第二の国家」をつくった「歌劇王」ヴェルディ
愛する祖国への思いを音楽にこめたスメタナ
「ドイツの三大B」のひとり、白ひげの作曲家ブラームス
「才能のかけらもない」といわれたバレエ音楽の名手チャイコフスキー
祖国への思いを曲にのせ、世界へ広めたドヴォルザーク
日本を舞台にしたうつくしいオペラ作品をつくったプッチーニ
自分の才能を信じて新しい音楽をつくりつづけたドビュッシー
すぐれたピアノ曲をつくり、奏でたロシアの作曲家ラフマニノフ
ベートーベン、モーツァルト、バッハなど教科書でも紹介される音楽家の子ども時代の様子から音楽科としてどのように大成していったのかを時代を追って紹介していきます。
1場面に1点の挿絵を添え、それぞれの人物像がよりイメージしやすい構成になっています。
執筆陣
子どもに読みやすいように、原稿執筆陣は児童文学作家の立原えりか先生、矢部美智代先生、児童文学を中心に翻訳作品を発表されている岡田好惠先生、中井はるの先生らがご執筆くださいます。
挿画も絵本作家の北見葉胡先生、東逸子先生、網中いづる先生など美麗な作品が入ります。
有名な音楽家達の人生を分かりやすく紹介しています。
この本に登場する音楽家は、誰もが天賦の才を持ち、いかんなく発揮している・・・のですが、時代背景により認めてもらうことが出来なかったり、戦争や迫害から逃れて、帰郷が叶わぬまま人生を終えたり・・・ということがままありました。
生まれてから死ぬまでを順風満帆、幸せだった訳ではない。
作品が認められないことがあったり、病気に苦しめられたりもある。
素晴らしい功績を残してはいるけれど、私達と同じように、つまずきもあったのだと知ることが出来ます。
18人の音楽家をメインに作られていますが、全部で25人掲載されています。
その全てが、誰もが知っている有名な偉人なので、読み甲斐があると思います。(hime59153さん 40代・三重県 男の子8歳)
【情報提供・絵本ナビ】