[BOOKデータベースより]
光は闇の最奥に灯る。自閉症の心理療法、箱庭による調査、物語の解釈を通じて暗闇のダイナミズムを明らかにし、光の生成過程を描き出す、新しい心理臨床学的論考。
第1章 暗闇へ
第2章 私たちは暗闇をいかに体験するか?
第3章 暗闇を見る「私」
第4章 暗闇の暴力と「『私』の喪失」
第5章 暗闇への参入
第6章 暗闇の変容と光の生成
終章 暗闇の心理学
補章 暗闇の解放
「暗闇」とは何なのか。存在するはずなのに見たことのないもの、あるいは、実際そこには存在しないはずなのに体験したような気がするものへの問いに端を発した探究が、箱庭での調査、自閉症児の心理療法、カウンセリング事例、「アモールとプシケー」の物語解釈、哲学思想史からの議論を通じて展開される。思索的検討から臨床事例の分析、さらに物語の解釈にまで広がるアプローチは、心理臨床学の新たな手法として異彩を放つ。
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