- 「やさしさ」過剰社会
-
人を傷つけてはいけないのか
PHP新書 1073
- 価格
- 880円(本体800円+税)
- 発行年月
- 2016年11月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784569832258
[BOOKデータベースより]
ある大学生は、自分の友だちに深刻な悩みごとは相談できないという。「友だちにそんな重たい話をして、負担をかけたくない」。しかしそんなに気を遣う関係が、友人関係と言えるのか。目を転じれば、子どもを叱れない親、部下を注意できない上司が世に溢れており、人を傷つけてはいけないという風潮があるようだが、背景には「子どもに嫌われたくない」「部下に訴えられたくない」といった思惑があるのではないだろうか。上っ面のやさしさが主流になり、あえて厳しいことも言う本物のやさしさが疎まれてしまう時代。日本古来の「間柄の文化」にも言及しながら、現代の「やさしさ」を心理学者が分析する。
第1章 その人は、ほんとうにやさしいのか?
第2章 「やさしさ」がもたらす、重苦しい閉塞感
第3章 その友だちや恋人は、ほんとうにやさしいのか?
第4章 その親は、ほんとうにやさしいのか?
第5章 その上司は、ほんとうにやさしいのか?
第6章 タテマエの崩壊によって増殖する利己的なやさしさ
第7章 「間柄の文化」―日本特有のやさしさ
第8章 「偽物のやさしさ」に騙されないために
叱らない上司・親、重い話を避ける友だち関係…。上っ面のやさしさが主流になり、あえて厳しいことも言う本物のやさしさが疎まれる時代。日本古来の「間柄の文化」にも言及しながら現代の「やさしさ」を分析する。
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