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[BOOKデータベースより]
ゲーテが人生60年をかけた名作『ファウスト』。「努力し続ける教養人・学者ファウストの物語」ということになっている。しかし名作をひもとけば、欲望のままに少女を騙すわ、捨てるわ、殺人を犯すわ―ただのろくでなしと何が違うのか?実は、「努力の人ファウスト」のイメージは、誤訳にもとづく虚像だったのだ。御年83歳を迎える演劇好きのドイツ文学者が、楽しく解説しながら原作を一気に紹介。現代に通じる新しいファウスト像を提示する。
プロローグ(ささげることば;前芝居;天上の序曲)
悲劇 第一部
悲劇 第二部(第一幕;第二幕;第三幕;第四幕;第五幕)
あなたはなぜ、名作『ファウスト』を、
最後まで読み通すことができないのか?
理由1 これまでの翻訳はエリート教養人向け、しかも誤訳があったから。
理由2 これを読めば人格が向上する、という間違った考えが広まったから。
理由3 ファウストはエライ人、という思い込みがあったから。
文豪ゲーテが「ファウスト」にこめた人生の真理とは、
「破滅へ向かう男社会を救うのは、女性だ」
この名作は、現代に通じる一大エンターテインメントなのです!
ゲーテが人生60年をかけた名作『ファウスト』は、「努力し続ける教養人・学者ファウストの物語」とされてきました。
しかし名作をひもとけば、欲望のままに少女を騙すわ、捨てるわ、殺人を犯すわ――ただのろくでなしと何が違うのか?
実は、「努力の人ファウスト」のイメージは、誤訳にもとづく虚像だったのです。
ゲーテを愛して60年の信州大学名誉教授が、楽しく解説しながら原作を一気に紹介。現代に通じる新しいファウスト像を提示します。
「勤勉な努力家」というファウスト像は日本で作られた偶像だった。演劇好きのドイツ文学者が、注釈無しで楽しめる娯楽作品に改訳。