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- ミュオンスピン回転法
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謎の粒子ミュオンが拓く物質科学
基本法則から読み解く物理学最前線 10
- 価格
- 2,200円(本体2,000円+税)
- 発行年月
- 2016年09月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784320035300
[BOOKデータベースより]
第1章 はじめに
第2章 素粒子としてのミュオン
第3章 ミュオンビームの発生と輸送
第4章 物質中に停止直後のミュオンの状態
第5章 ミュオンスピン回転
第6章 μSRで見た鉄系超伝導体の磁性と超伝導
第7章 おわりに
物質世界を探索する手法のひとつであるミュオンスピン回転法をわかりやすく紹介。必要とされる基礎知識をμSR実験における時系列の3段階に従って構成し直し、手法そのものについての入門書としての役割をも担う。
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第1章 はじめに
第2章 素粒子としてのミュオン
2.1 素粒子物理学における標準理論とミュオン
2.2 弱い相互作用における空間反転対称性の破れ
2.3 ミュオンの基本的性質
2.4 ミュオンスピン偏極の測定
第3章 ミュオンビームの発生と輸送
3.1 相対論的運動学
3.2 核反応によるパイ中間子およびミュオンの生成
3.3 陽子加速器の種類とミュオンビームの時間構造
3.4 ミュオンビームの取り出し
3.5 ミュオンビームと物質の相互作用
3.6 ミュオンビームと放射線損傷
3.7 ミュオンビーム冷却
第4章 物質中に停止直後のミュオンの状態
4.1 結晶格子とミュオンの相互作用
4.2 金属中のミュオン
4.3 半導体・イオン結晶中のミュオン
4.4 遷移金属酸化物中のミュオン
4.5 ミュオンと水素結合
4.6 分子性結晶中のミュオン
第5章 ミュオンスピン回転
5.1 スピン偏極の時間発展:一般論
5.2 核スピンとの相互作用
5.3 電子スピンとの相互作用
5.4 超伝導体中のミュオン
5.5 ミュオニウム
第6章 μSRで見た鉄系超伝導体の磁性と超伝導
6.1 鉄系超伝導物質の面白さ
6.2 CaFe1-xCoxAsFの島状超伝導
6.3 LaFeAsO1-xHxで見出された第2の反強磁性相
6.4 まとめと展望
第7章 おわりに
参考文献