- 在庫状況:在庫あり(1〜2日で出荷)
[BOOKデータベースより]
きみのまちははれてるかな?静かな山あいや、にぎやかな都会で。川のほとりや、海べの町で。朝をむかえた子どもたちがあたらしい1日のために窓をあけます。なにげない日々のくりかえしの中にある、たしかな希望、生きることのよろこび。うれしい夜の絵本。3歳から。
[日販商品データベースより]それぞれの人が暮らす、それぞれの場所に、やさしい光がふりそそぐ夜。町の公園では、にぎやかなお祭りがはじまった。なにげない日々のくりかえしの中にある、たしかな希望、生きることのよろこびを描いた絵本。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- きょういちにちのラッタッタ
-
価格:1,870円(本体1,700円+税)
【2024年08月発売】
- うつくしいってなに?
-
価格:1,870円(本体1,700円+税)
【2024年07月発売】
- はっぴぃさん
-
価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2003年09月発売】
- たいようオルガン
-
価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2008年09月発売】
- きょうのぼくはどこまでだってはしれるよ
-
価格:1,760円(本体1,600円+税)
【2019年09月発売】
夕暮れの迫る広い公園で、ベビーカーの中からあかちゃんが、空を見ています。「きょうは そらに まるいつき」バレエの練習がおわって、バスで帰る女の子が、窓の外の空を見上げています。「きょうは そらに まるいつき」遠い山のくまの親子。新しい運動靴を買って、バスで帰る男の子。店じまいのカーテンを閉める母娘。どのひとたちの上にも、空にはまるい月があって……。月からは、しずかな光がふりそそいでいます。「きょうは そらに まるいつき」このくりかえしの合間に描かれる風景は、べつべつのようでいて、つながっています。近くと、遠く。時間と空間をつないで、月はかがやいています。まるい月は、あかちゃんから、おじいさんやおばあさんまで……森のどうぶつや海のくじらまで……みんなのもの。荒井良二さんはそれをそのまま言葉にはしませんが、たったひとことで、この幸せを表現します。そのひとことは……?最後まで読み終えて、涙がにじむのはなぜでしょうか。『あさになったのでまどをあけますよ』と対をなすような美しい絵本。窓のむこうの風景や、空の月が描かれていながら、これらの本は窓のこちら側にある日々のくらしを愛しみます。窓をあける。空の月を見上げる。そのなにげない時間の中に、明日へのたしかな希望や、今日を生きるしずかなよろこびがひたひたと浸されています。どんな幼い子も、体のどこかで感じ取って知っている、「おつきさまだ」と思って夜空を見上げる瞬間。その美しい瞬間を、とじこめたくなる絵本です。夕闇の公園に広がっていく、お祭りのテントの灯りが幻想的です。ぜひ最後まで、荒井良二さんが描く夜空の月をごらんください。
(絵本ナビライター 大和田佳世)
とても幻想的です。
「きょうはそらにまるいつき」という言葉のリズムも心地よいです。
この絵本の中の世界に自分も住んでみたいと思います。
美しい満月を見上げたら入っていけそうな気がします。
詩的なので、子どもたちには落ち着いてゆっくりと読みたい絵本です。
荒井良二さんの絵の魅力を初めて感じました。(オリーブの実さん 50代・大阪府 )
【情報提供・絵本ナビ】