- 利休聞き書き「南方録覚書」
-
全訳注
講談社学術文庫 2375
- 価格
- 924円(本体840円+税)
- 発行年月
- 2016年07月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062923750
[BOOKデータベースより]
千利休が確立した茶法を伝える『南方録』は、高弟南坊宗啓が師からの聞き書きをまとめたものとされる。利休没後百年忌にあたり、筑前福岡藩黒田家家老、立花実山に見出され、自筆本が伝世。「覚書」はその巻一で、茶法の根本を述べる。茶禅一味をめざす草庵茶の精神と美意識とを端的に伝える、平易な訳とわかりやすい解説を付す。原文は総ルビ付き。
宗易ある時、集雲庵にて茶湯物語ありしに―茶の湯の心が深められるわび茶
宗易へ茶に参れば、必ず手水鉢の水を―手水鉢を使う意味
宗易の物がたりに、珠光の弟子、宗陳・宗悟と―利休の師匠
客・亭主、互の心もち、いかやうに得心して―叶うはよし、叶いたがるはあしし
露地に水うつ事、大凡に心得べからず―露地に水をうつ三露の意味
露地の出入は、客も亭主もげたをはくこと―雪駄を考案した利休
小座敷の花は、かならず一色を一枝か二枝―わび茶の花は軽く生ける
花生にいけぬ花、狂歌に、花入に入ざる花は―禁花の歌
夜会に花を嫌ふこと、古来の事なりしを―夜会にも白い花
或人、炉と風炉、夏・冬茶湯の心持、極意を―夏は涼しく、冬は暖かに〔ほか〕
千利休が確立した茶法、茶禅一味をめざす草庵茶の精神を伝える『南方録』は、高弟南坊宗啓が、利休居士からの聞き書きをまとめたものとされる。経済の発展とともに茶道が広がりを見せた元禄期、筑前福岡藩黒田家の家老、立花実山によって見出され、その自筆本が伝世する。「覚書」はその巻一で、利休の茶法の根本を述べる。その精神性と美意識を端的に伝える、平易な現代語訳とわかりやすい解説。原文は、総ルビ付き。
千利休が確立した茶法、茶禅一味をめざす草庵茶の精神を伝える『南方録』は、利休の高弟南坊宗啓が、利休居士からの聞き書きをまとめたものとされる。経済の発展とともに茶道が広がりを見せた元禄期、筑前福岡藩黒田家の家老、立花実山によって見出され、その自筆本が伝世する。本書はその巻一で、利休の茶法の根本が書かれた、「覚書」の全訳注。その精神性と美意識を端的に伝える、平易な現代語訳とわかりやすい解説。実山自筆書写本を底本とする原文は、総ルビ付きですらすら読める。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 南方録と立花実山茶書
-
価格:11,000円(本体10,000円+税)
【2021年10月発売】
- 茶趣をひろげる歳時記百科
-
価格:11,000円(本体10,000円+税)
【2020年02月発売】
- 茶湯一会集
-
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2017年07月発売】
- 南方録
-
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2012年02月発売】
千利休が確立した茶法、茶禅一味をめざす草庵茶の精神を伝える『南方録』は、利休の高弟南坊宗啓が、利休居士からの聞き書きをまとめたものとされる。経済の発展とともに茶道が広がりを見せた元禄期、筑前福岡藩黒田家の家老、立花実山によって見出され、その自筆本が伝世する。本書はその巻一で、利休の茶法の根本が書かれた、「覚書」の全訳注。その精神性と美意識を端的に伝える、平易な現代語訳とわかりやすい解説。実山自筆書写本を底本とする原文は、総ルビ付きですらすら読める。