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- 土俵を走る殺意 新装版
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長編推理小説
光文社文庫 こ15ー40
- 価格
- 770円(本体700円+税)
- 発行年月
- 2016年07月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784334773298
[BOOKデータベースより]
大関大龍が横綱推挙を断る!!前代未聞の出来事の裏側にどんな事情が!?本場所千秋楽、好敵手である富士穂鷹との取り組みでの不可解な無気力相撲。両国・回向院で発見された初老の男の死体。高度経済成長時代に起こった誘拐事件。集団就職に隠された闇…。複雑に絡みあういくつもの謎から、真相が炙り出される。吉川英治文学新人賞受賞、社会派ミステリーの傑作。
[日販商品データベースより]中学卒業後、東北の田舎から角界入りした一力士の動向が戦後日本の闇を焙り出す。社会派ミステリーの傑作が、新装版で。
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
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- 北区の太
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間違いない
この作者の作品は「間違いない(当たり外れがない)」。この本もそう。この作者というと、時代小説を思い浮かべる人が多いと思うが、社会派ミステリーの大家でもある。本書もその系譜につながる一冊であるが、複数の事件を最後は1つに収斂させるという、この作者持ち味は、本書の中でも十分に発揮されている。内容としては、謎解きよりは、社会の暗部(“搾取の構図”)をえぐりだすという点に重きが置かれている。時代設定は昭和30年代から40年代前半の高度成長期であり、この時期の社会背景を知るにも最適な一冊。もう1度言う、「間違いない。」。
中学卒業後、東北の田舎から角界入りした一力士の動向が戦後日本の闇を焙り出す。社会派ミステリーの傑作が、新装版で。