- 紫式部 新装版
-
- 価格
- 1,320円(本体1,200円+税)
- 発行年月
- 2016年07月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784389421748
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 源氏物語の人々
-
価格:5,500円(本体5,000円+税)
【2020年05月発売】
- 花にもの思う春
-
価格:1,100円(本体1,000円+税)
【1997年07月発売】
- 西行 改版
-
価格:880円(本体800円+税)
【2014年06月発売】
- 源氏物語おんなたちの世界
-
価格:1,760円(本体1,600円+税)
【2009年11月発売】
- 「大鏡」作者の位置 続編
-
価格:3,300円(本体3,000円+税)
【2021年09月発売】
[BOOKデータベースより]
美麗な衣装、長い黒髪、平安の貴族たちの絵巻は日本文化の雅のルーツとして現代人たちに果てなき夢、憧れを誘ってやまないが、宮廷社会の実態は厳しく、それほど美しくもなく雅でもない。表面が華やかであればあるほど、その内部に沈潜する人間の暗部、不断の苦悩や悲しみ、不条理なども際立ってくる。絶えざる権力闘争も激しい宮廷社会の渦中にあって、様々な人間の実相を常に冷静に、聡明な知性と涼やかな視線をもって見つめている女人があった。紫式部と呼ばれる宮仕え女房である。時の権力者藤原道長の娘、中宮彰子に仕え、宮廷生活の現実を見据えながら、孤独なわが魂を燃焼させるかのようにあの源氏物語を創出した人。彼女の歩み、心象世界を虚心に辿ることにより、その創造のエネルギーの原点を探り、混迷した現代に生きる我々の精神の糧としたい。
第1章 紫式部と宮仕え(宮仕え女房紫式部;宮仕えへの道のり;源氏物語の執筆;同僚女房たちとのかかわり;主家の人々とのかかわり;自照・述懐)
[日販商品データベースより]第2章 源氏物語の世界(青春の碑;没落、そして栄光への道;暗転・愛と罪と死;宇治の浄光)
第3章 美意識・思念(華やぎ、やつれ;自然と人間)
平安貴族の絵巻は日本文化の雅のルーツとして現代人に果てしなき夢,憧れを誘ってやまないが,宮廷社会の実体は厳しく,それほど美しくもなく雅でもない。表面が華やかであればあるほど,その内部に沈潜する人間の暗部,不断の苦悩や悲しみ,不条理なども際立つ。時の権力者藤原道長の娘に仕えた紫式部は,宮廷生活の現実を厳しく見据えながら,孤独な我が魂を燃焼させるようにあの源氏物語を創出した。彼女の歩み,心像世界を虚心に辿ることにより,その創造のエネルギーの原点を探り,混迷した現代に生きる我々の精神の糧としたい。