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- 源氏物語と日本人
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紫マンダラ
岩波現代文庫 G344
- 価格
- 1,540円(本体1,400円+税)
- 発行年月
- 2016年06月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784006003449
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[BOOKデータベースより]
心理療法家・河合隼雄から見た、日本屈指の王朝物語である『源氏物語』とはどんなものであったのか?「これは光源氏の物語ではなく、紫式部の物語だ」と気づいたことから、心理療法家独特の読みが始まる。そこには、どのような日本人の心の世界が描かれているか。古代から続く男と女の関係は、さながらマンダラのように配置される。現代に生きる日本人が、個として生きるための問題を解く鍵を提示する。
第1章 人が「物語る」心理(玉虫色の光源氏;「物語」がつくりだされるとき;「いかに生きるか」という視点から)
[日販商品データベースより]第2章 「女性の物語」の深層(母権社会の男と女;母権から父権に変わるとき;自我クライシス;いまを生きるために不可欠なもの)
第3章 内なる分身(「内向の人」紫式部;「母なるもの」;妻を生きる;「娼」の位置)
第4章 光の衰芒(外から内へ、光源氏の変貌;「娘」とのかかわり;「密通」が生じるとき;深化するマンダラのダイナミズム)
第5章 「個」として生きる(男と女の新しいあり方;「ゲニウス・ロキ」をもつ場所;死に至る受動性;「死と再生」の体験)
『源氏物語』の主役は光源氏ではなく、紫式部だった?臨床心理学の視点から母性社会日本を生きる現代人が直面する問題の鍵を提示。