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- 乃木希典と日露戦争の真実
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司馬遼太郎の誤りを正す
PHP新書 1049
- 価格
- 1,210円(本体1,100円+税)
- 発行年月
- 2016年06月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784569830148
[BOOKデータベースより]
陸軍士官学校、中野学校で学んだ著者が、実戦経験と精緻な戦史分析に基づいて西南戦争から二〇三高地、奉天会戦まで、真実を究明した伝説の名著、遂に復刊!
第1章 若き乃木希典―生誕から西南戦争まで
第2章 欧州留学と日清戦争
第3章 台湾総督、そして那須野ヶ原での閑居
第4章 旅順要塞を攻略せよ
第5章 黒溝台会戦と奉天会戦
第6章 日露戦争の終結とその後の乃木希典
第7章 伊地知幸介論
第8章 乃木庸将説を糾明する
司馬遼太郎が作り上げた「いくさ下手」「愚将」という乃木像は大間違いだった。陸軍士官学校、中野学校で学んだ著者が、精緻な戦史分析に基づき、乃木希典大将の生涯と戦いの実相を描き切った真実究明の書。
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:1)
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- 井沢ファン
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乃木希典のイメージを修正
まず読むべき本ではなかった。戦争経験者の中堅幹部としての経験から出ているので、戦争に関して詳しすぎポイントだけを知りたい私にとって興味が薄い。感想としては、第二次世界大戦での経験を参考に日露戦争の実際を述べているので、信憑性はある程度あると思うが、当時の時代の技術力の違いがよくわかっているのかどうか、また軍人の当時の閨閥や人間関係・人事関係をどれだけ理解しているか、推測が断定的すぎること、などから少し極論過ぎるきらいがある。もちろん、司馬遼太郎も後ろめたいことは発刊後感じたであろうこと考えると、誤解や間違いもあったのだろう。「坂の上の雲」はNHKのテレビでしか見ていないので司馬遼太郎の著書がベースになているのであるが、「殉死」で読んだ内容も含めて、乃木希典の人間評価はあらためなくてはならない。
司馬遼太郎が作り上げた「いくさ下手」「愚将」という乃木像は大間違いだった! 日露戦争などを詳細に分析し、真実を明らかにした名著。