- 移民大国アメリカ
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- 価格
- 902円(本体820円+税)
- 発行年月
- 2016年06月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784480068996
[BOOKデータベースより]
世界最大の移民国アメリカは、いま大きな危機を迎えている。一九九〇年代以降、中南米出身の移民が急増し、現在一〇〇〇万人を超える不法移民がいる。多くの移民の支持を得たオバマ大統領は、五〇〇万人を超える不法移民に合法的地位を与える行政命令を出した。建国以来、移民の国であることに誇りを持ってきた米国社会で、不法移民批判が高まりつつある。移民政策はどう展開するのか。日本はどう対応すべきか。気鋭の政治学者が、移民問題を切り口に米国社会を鋭く分析する。
第1章 アメリカ移民略史(移民の理念・シンボル;連邦の移民政策―建国期から一九六五年移民法まで;中南米系移民の増大)
第2章 移民政策(移民国家アメリカの変容;移民問題をめぐる政治過程;白人のバッククラッシュ―二〇一六年大統領選挙)
第3章 移民の社会統合―教育・福祉・犯罪(連邦制と移民;教育;社会福祉政策;犯罪)
第4章 エスニック・ロビイング(象徴的な事例―なぜ慰安婦決議はなされるのか;アメリカのエスニック・ロビイングの特徴;ユダヤ系―最強のエスニック・ロビー;キューバ系・メキシコ系;東アジアのロビー勢力交代―日系から中国系へ;エスニック・ロビイングをどう見るべきか)
第5章 移民大国アメリカが示唆する日本の未来(マイノリティが変えるアメリカ;日本への示唆)
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