[BOOKデータベースより]
逃れられない死に、人はどう向き合えばいいのか―。進行がんにかかりながらもその現実を受け止め、軽やかに淡々と生きる著者は、自己の執着から離れ、いのちより大切な自分だけの価値を見つけていました。生と死に向き合うヒントを伝えます。
第1章 膵臓がんステージ4bを私はこうして生きてる(医敦の不養生で…;「よくそんなに淡々としていられますね」 ほか)
第2章 「いのちの苦」に直面した人が置き去りにされている(寺の息子、医者になる;新薬はまず自らに注射―尊敬する師との出会い ほか)
第3章 「いのちの苦」にどう向き合うか(お釈迦さまが目指した「いのちのケア」;治療や看病は僧侶が行っていた ほか)
第4章 覚悟が希望を連れてくる(民間療法にだまされてはいけない、その理由;「自然由来の漢方なら安全」は大間違い ほか)
第5章 穏やかに、希望をもって今日を生きる(お釈迦さまも膵臓がんだった?;がんには覚悟を固める時間の猶予がある ほか)
数百人を看取った医師で僧侶が進行がんに。物語の主人公はあなただけ…。いのちの限りが見えても、心穏やかに自分らしく生きるための処方箋。生と死に向き合うヒントを伝える本。
数千人を看取った医師であり、歴史ある寺の住職は、自らも治癒不能ながんに。死への恐怖をどう克服するのか、どんな心持で暮らせばいいのか……限られた時間を生きる著者が、命との向き合い方を伝えます。