[BOOKデータベースより]
権威の絶頂から総統地下壕の最期まで後半生を活写、ヒトラー研究の金字塔!なぜ未曾有の侵略戦争とホロコーストは起きたのか?なぜヒトラーとドイツは自己破壊へ突き進んだのか?口絵写真48頁、地図8点収録。ウルフソン歴史賞受賞作品。
不断の急進化
膨張への推進力
ジェノサイド・メンタリティの兆し
誤算
一か八か
解き放たれた野蛮
権力の絶頂
「絶滅戦争」の構想
決戦
「予言」の実行
最後の大博打
包囲されて
奇跡を願って
悪運
絶体絶命
奈落へ
破滅
「ヒトラー研究」の金字塔。未曾有の侵略戦争とホロコースト=ユダヤ人大虐殺を遂行したのはなぜか。下巻では、権威の絶頂から総統地下壕の最期まで後半生を活写、最大の謎を明かす評伝の決定版、完結。
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ヒトラー研究の金字塔!
本書で描かれるのは、権力の傲慢と絶対化した個人支配のもとで進む近代的な統治機構の瓦解、その帰結として体制が未曽有の死と破壊をもたらしながら自壊へと突き進んでいくプロセスである。ヒトラーを生みだし、その傲慢を共有した「ドイツに与えられた天罰」として、ドイツ国民の自己破壊が描き出される。
ヒトラーと「共犯関係」にあった実業界、産業界、官僚機構、そして何より国防軍など、保守派を中心とする非ナチのエリート層、熱狂し歓呼する大衆も含めて、何がヒトラーの権力を作り上げたのか? ヒトラーにすべての責任を押し付けるのではなく、ドイツ人とドイツ社会の責任を問いかける。この視点が、本書を評伝でありながら評伝に収まらない作品にしている。
それはまた、現代に生きるわれわれにとっても、極めて今日的な意味があることを実感させられる。
下巻では、権力掌握から自殺まで、後半生を活写。ドイツ現代史、ナチズム研究の世界的権威による圧巻の大作。白水社創立百周年記念出版。