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[BOOKデータベースより]
第1章 TAとは
[日販商品データベースより]第2章 古典的TA(バーン派のTA;4つの基本理論 ほか)
第3章 再決断療法(再決断療法とは;契約と主体性 ほか)
第4章 関係性TA(関係性TAとは;“C”の混乱とスキゾイド・プロセス ほか)
第5章 人格適応論を用いたケースの見立て(人格適応とは;人格適応論の視点を含めたHさんの見立て)
"交流分析(TA)における心理療法理論を具体例を示しながら、よりわかりやすく解説した珠玉の1冊。心理的問題を抱えたクライエントたちとの体験をどう受け止め、どう生かせばよいのかという思考を深めるノウハウを追究。特に関係性アプローチにより多くの具体例を示した。サイコセラピストはもちろん、広く心理療法を学び、実践する人に役立ててほしい。
<はじめに>より
本書は,交流分析(Transactional Analysis:TA)における心理療法(サイコセラピー)理論について,具体例を用いて解説するものであるが,TAセラピストだけでなく,広く心理療法を学び,実践する人の役に立つことを目指している。TAの出発点である精神分析や発展過程で影響を受けてきた他の学派の理論にも触れつつ,TAにおける心理療法理論の変遷をたどり,人の変容を促進する治癒要因について考える。ケースを想定して解説することを通し,サイコセラピストとして,心理的問題を抱えたクライエント達との体験をどう受けとめ,どうセラピーに生かすかについての考えを深めたい。
TAについての予備知識を持っていなくても読み進むことができるよう,TAの基本理論や主要概念については他の重要な心理学用語等とともに,簡単な解説を付した。
なお,TAの各理論は,“Transactional Analysis Journal""等に掲載された論文において最初の着想が発表され,その後の変遷を経て次第に形成されていったものも多い。煩雑さを避けるため,文献としてはなるべく初出か代表的な論文を挙げ,さらにそれらの論文がまとめて所収された単行本が出版されている場合には併せて記載した。
なお,ケースはすべて筆者のセラピストとしての体験を素材として創作したものである。"