- 昭和二十年 第10巻
-
草思社文庫 と2ー14
天皇は決意する
- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2016年04月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784794221988
[BOOKデータベースより]
ルーズベルトは亡くなる前、昭和19年後半には親日家グルー元大使を次官に登用して対日和平のサインを送りはじめていたが、大統領の急死により、その方針も定かではなくなった。天皇は孤独な毎日を送り、意思決定は内大臣木戸ひとりに依存していた。東京帝大教授の南原繁と高木八尺は木戸に会って国民の窮状と陛下への思いを告げた。孤独に育てられ、意思を表明するのが難しい環境の天皇はいかにして和平への道を踏み出したか。
第29章 天皇、皇太后、直宮、内大臣(六月九日)(孤独な天皇;最後の元老の重大な怠慢;疎まれた助言者、直宮 ほか)
第30章 ルーズベルトとグルー(六月九日)(ルーズベルトがカイロでしたこと;日本派、グルーの登場;ルーズベルトはなぜ考えを変えたのか ほか)
第31章 近衛、木戸、天皇(六月九日)(近衛文麿の怒り;昭和十六年十月 近衛と木戸;昭和二十年五月 近衛と木戸 ほか)
昭和二十年から七〇年。いまなお続く敗戦の傷跡とはどのようなものだったのか。
本シリーズは、公文書から私家版の記録、個人日記にいたる膨大な資料を縦横に駆使して、
昭和二十年の一年間の日本を、時間の推移に従って描いた壮大なノンフィクションである。
著者急逝により未完に終わった(第十四巻執筆の途中で急逝)が、すでに刊行時から、
丸谷才一、井上ひさし、立花隆氏をはじめ多くの識者から高く評価されてきた。
今回、待望の文庫化によってシリーズ全巻を刊行。
天皇は何を考えているのか。その日常と言動、さらには態度決定の仕組みなど、
戦争終結に向かうまでの核心部分に迫った天皇論。
沖縄で絶望的な戦いが続く6月。
(6月9日)
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