これからのマルクス経済学入門

筑摩選書　０１３０

筑摩書房
松尾匡　橋本貴彦　

• 価格: 1,650円（本体1,500円＋税）
• 発行年月: 2016年03月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784480016362

内容情報

[BOOKデータベースより]

搾取と貧困が深刻化する今、「階級」「疎外」「労働価値説」「唯物史観」といった、マルクス経済学の基礎概念を再検討し、現代的な意義を明らかにする、画期的な書！

第１章　階級と所有（階級的な見方ｖｓアイデンティティ的な見方；支配階級とは、剰余の利得者か、それとも生産の支配者か　ほか）
第２章　疎外論と唯物史観（フォイエルバッハの宗教批判を引き継ぐ疎外論の図式；疎外が起こる原因とその克服の条件　ほか）
第３章　投下労働価値概念の意義（価格の規定因としての労働価値説は成り立たない；労働価値概念の社会的労働配分把握という意義　ほか）
第４章　マルクス経済学で日本社会を数量分析する（投下労働価値による数量分析；投下労働価値と総労働配分　ほか）